映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
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ISSN-L : 1342-6893
セッションID: IE2010-51
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頭部搭載型プロジェクタを用いた映像呈示システム(画像映像処理・システム,ネットワーク,放送,一般)
小畠 武松田 一朗青森 久伊東 晋
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抄録
近年,現実のシーンにCG映像などの視覚情報を重畳して呈示する拡張現実感(Augmented Reality:AR)に関する研究が盛んである.本稿では,ARのためのインタラクティブな映像呈示法として,頭部搭載型プロジェクタから直方体の手持ちスクリーンに映像を投影するシステムについて検討する.直方体スクリーンの頂点には赤外線LEDによる不可視マーカが取り付けられており,これを頭部のカメラで撮影し,パーティクルフィルタに基づいた追跡アルゴリズムを適用することで,その位置および姿勢情報を推定する.その結果に応じてユーザの視点に対応したCG映像を生成し,スクリーン上に投影することにより,直方体内部の仮想物体を覗き込むような感覚をユーザに与えることが可能となる.
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© 2010 一般社団法人 映像情報メディア学会
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