近年、映画産業などにおいて二眼立体撮影に対する要求が高まっている。これまで様々な立体映像が撮影出来るカメラが開発されてきたが、超高速度で立体映像を撮影できるカメラはこれまでに無かった。そこで、我々が開発を進めている超高速度カメラを用いて、二眼立体カメラを構成し、撮影実験を行った。超高速度カメラとレンズの大きさによる制限により、本構成ではビームスプリッタを使用した構成を採用して撮影を行っている。また、撮影時はトリガ信号を超高速度カメラ二台に同時に入力することにより、カメラの同期撮影を可能にしている。本カメラにより最高100万fpsまでの立体撮影が可能となった。本報告ではその撮影時の構成および映像を主体に報告する。