映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
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セッションID: EMCJ2010-122
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差動励振モードによるF-SIR構造の負の群遅延特性に関する検討(放送,EMC,一般)
柳澤 良介萓野 良樹井上 浩
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抄録
負の群遅延特性はシステムの群遅延を補償するイコライザやパルス圧縮回路などの,信号処理デバイスへの応用が期待されている.本報告では,ICチップ内での作製を想定した平面構造による負の群遅延特性の実現のために,差動励振モードにより線路の中心が電気壁となる幾何学的対称構造のF-SIR構造をPCB上に試作し,群遅延特性について検討した.測定とFDTD電磁界解析の両方において,反共振周波数で負の群遅延特性が得られた.
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© 2011 一般社団法人 映像情報メディア学会
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