抄録
本研究では,複数の視差を持つ大型裸眼立体ディスプレイ用のコンテンツ制作の指針を得ることを目的とする.はじめに,当機構で開発した裸眼立体ディスプレイにおける表示立体像の解像度特性を調べた.得られた解像度特性を考慮して,見せたいコンテンツを解像度特性の良い領域に表示するとともに,解像度特性が低下する奥行き領域においては,顕著な画質劣化を防ぎ,観察者に自然な映像を提示する処理を行った.さらに試作した200インチ裸眼立体ディスプレイを用いて,本解像度特性を考慮したコンテンツ制作の実験を行い,ディスプレイに適した見やすい立体像表示が表示できることを示したので報告する.