小型スーパーハイビジョン(SHV)カメラの実現に向け、3300万画素カラーCMOS撮像素子を用いた単板方式の小型カメラヘッドを試作した。カメラコントロールユニット(CCU)は4板式SHVカメラ用CCUをそのまま用い、主要な映像信号処理をCCU側で行うことで、カメラヘッドの小型・軽量化を図った。カメラヘッドには撮像素子の駆動回路、4板式カメラCCUへ接続するための映像フォーマット変換回路および色補正回路を組みこみ、12芯光ファイバ1本でCCUと信号接続する構成とした。この結果、カメラヘッドの重量は、約4kg、消費電力は約60Wとなり、ハンディ型SHVカメラの実現に向けた見通しが得られた。