超高精細ディスプレイ環境に合わせて超高画質画像が生成できる変換符号化法が望まれている。そこで、JPEGで採用されたDCTを用いてデータ圧縮を行う場合、AC成分上の代表的な歪みであるモスキートノイズに着目し、定量化を行い総量評価を試みた。この結果、1次元ブロックデータ内に含まれるエッジノードが2,3,4である場合、それぞれの量子化誤差は13,9,7未満に抑える必要があることが明らかになった。また、ノード7Nの線形補間を用いてDCT-IDCT内部における周波数分解能を向上させ、AC成分の振動を抑えるWDCTでは、DCTの19.59%程度のモスキートノイズ発生量に低減できることを明らかにした。