映像情報メディア学会技術報告
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セッションID: BCT2012-60
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複数チャンネルの伝達関数を連結した伝搬特性解析 : 室内実験による遅延時間分解能に関する検討(送受信技術,放送現業技術および一般)
太田 弘毅
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抄録

デジタル放送のチャンネル帯域幅は6MHzで,その内,信号帯域幅は5.57MHz(6MHz×13/14)である.この信号帯域幅から求まる遅延プロファイルの距離分解能は約54mとなるが,ワンセグ視聴などマルチパスの複雑な受信環境の伝搬解析を行うには遅延プロファイルの距離分解能を向上させる必要がある.そのため,デジタル放送の複数チャンネルの伝達関数を連結して等価的な信号帯域拡大を行う手法について検討を行っている.本報告では,信号帯域を連結した場合の遅延時間分解能の精度について,室内実験で評価を行ったので報告する.

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© 2012 一般社団法人 映像情報メディア学会
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