映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
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セッションID: BCT2013-66
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1.2GHz帯および2.3GHz帯ワイヤレスカメラの運用を想定した放射特性とSARの解析(番組制作技術・送出技術、および一般)
小郷 直人池田 哲臣
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抄録
移動中継用の700MHz帯FPUはマラソンや駅伝の中継で映像,音声を伝送するために用いられているが,総務省の周波数再編アクションプランにより1.2GHz帯,2.3GHz帯へ周波数を移行することが予定されている.移行先の周波数は現行の周波数よりも高周波化し波長が短くなることから,送信アンテナの小形化などによってFPUだけでなくワイヤレスカメラなどで使用することが考えられている.今回,1.2GHz帯および2.3GHz帯でワイヤレスカメラを運用することを想定し,カメラに装着された送信部に接続されたアンテナの放射特性,および,カメラマンへの比吸収率(SAR)について評価した.その結果,放射特性はアンテナ高を送信機から150mm程度取ることで人体の影響が小さくなることがわかった.また,比吸収率はアンテナ高を取ることで小さくすることができることがわかった.
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© 2013 一般社団法人 映像情報メディア学会
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