映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
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セッションID: HI2015-52/3DIT2015-1
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構図と被写界深度に基づく撮影支援手法(視聴覚技術,ヒューマンインタフェースおよび一般)
小谷 活太吉高 淳夫
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キーワード: 被写界深度, 構図, 写真
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抄録

良い写真を撮るためには主題を明確にすることが重要である.被写体の配置を考慮する構図と,被写体を際立たせる被写界深度には主題を明確にする効果がある.本稿では構図と被写界深度に基づく撮影支援手法を提案する.事前調査より,写真撮影のプロフェッショナルは人物写真において,構図の種類により被写界深度を変えることがわかった.そこで提案手法では構図と被写界深度の関係に着日し,構図に対して適切な絞り操作を撮影者に提示することで主題を明確にするための撮影支援を行った.評価実験の結果,撮影支援を行わなかった場合,写真撮影のプロフェッショナルの傾向とは異なる撮影結果となった.撮影支援を行った場合,写真撮影のプロフェッショナルの傾向に従った主題の明確な写真を撮影することができた.

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© 2015 一般社団法人 映像情報メディア学会
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