映像情報メディア学会技術報告
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セッションID: HI2015-63
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補償光学コントラスト感度関数測定装置の開発(視聴覚の基礎と応用,マルチモーダル,感性情報処理,一般)
山口 達夫内川 恵二
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抄録
人の持つ光学的な収差と、人のコントラスト感度との関係性を明らかにすることを目的として補償光学刺激装置の開発を行なった。開発した補償光学刺激装置は空間位相変調器を用いて収差を制御することができ、任意の収差で広いコントラスト範囲の刺激画像を被検者に呈示可能である。装置を用いて視覚的な心理実験を行うことで、コントラスト感度の閾値の測定が可能となる。刺激画像は2個の透過型液晶ディスプレイをそれぞれ背面から赤色LEDで制御し作成した。被検者4例について収差の補正なし、無収差、縦様コマ収差、横様コマ収差の4収差についてコントラスト感度関数の取得実験を行った。結果、人に収差を補償するような神経系メカニズムの存在が示唆された。
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© 2015 一般社団法人 映像情報メディア学会
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