抄録
55mm×184mmの長方形導体板に4本の不平衡給電逆Lアンテナを配置した構造のMIMOアンテナを提案し,数値解析を行っている.設計周波数は,Wi-Fiで使われている周波数2.400GHz〜2.497GHzである.各素子間の間隔は58mmであり,中央の2本と両側の2本それぞれの素子の長さ,給電位置を同じとし、全ての素子の反射係数が-10dB以下, S21, S31, S32, S41特性が-20dB以下となるように最適化した.相互相関係数は0.005以下となった.数値解析にはモーメント法に基づく電磁界シミュレータWIPL-Dを用いた.