映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
Print ISSN : 1342-6893
ISSN-L : 1342-6893
41.12 映像表現&コンピュータグラフィックス
セッションID: AIT2017-51
会議情報

表情分析によるストレス解消効果を高める画像提示順序の決定法
*井戸田 彰義浦 正広宮田 一乘
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
近年,世界で生活習慣病患者の増加が問題となっている.この原因は様々だが,一つにストレスが挙げられる.ストレスの解消には運動や,自然に触れることが有効だと言われるが,時間のない現代人には実行は難しい.そこで本研究では,効率的にストレスを解消する画像提示システムを提案する.事前に複数の刺激画像を提示した際の表情,及び,リラックス効果のある自然映像を提示した際の時系列的な表情変化を記録する.この変化に合うように刺激画像を表示する順序・時間を決定することで,リラックス時と同様の時系列的な表情変化を誘発する.実験の結果,8割の被験者においてランダムな順序での画像提示よりも高いストレス解消効果がみられた.
著者関連情報
© 2021 一般社団法人 映像情報メディア学会
前の記事 次の記事
feedback
Top