映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
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41.19 情報センシング
セッションID: IST2017-36
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10億枚毎秒を目指す像面マルチアパーチャ方式時間圧縮型 CMOSイメージセンサの開発
*佐藤 祐人望月 風大香川 景一郎ソ ミンウン高澤 大志安富 啓太川人 祥二
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抄録
本稿では高速電荷変調画素と圧縮センシングを組み合わせた,超高速像面マルチアパーチャ方式時間圧縮型CMOSイメージセンサについて述べる.センサは複数のサブピクセルから構成する画素ブロックのアレイをもつ.レンズの点像分布を意図的に広げ,ブロック内のサブピクセルで類似した光信号を取得する.各サブピクセルが異なる時間符号化パターンで対象を時間圧縮撮像し,撮影終了後に逆問題を解き時間分解画像を再構成する.最大フレームレートは画素内の電荷変調速度のみで制限されるため,10億枚毎秒以上のフレームレートを実現できる.論理合成した画素制御回路のシミュレーションにより,信号配線の寄生抵抗,寄生容量を考慮しない場合の最大動作周波数は1.67GHzとなった.
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© 2017 一般社団法人 映像情報メディア学会
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