主催: 映像表現&コンピュータグラフィックス
会議名: 映像表現&コンピュータグラフィックス
開催日: 2017/09/01
50年前には寿命が半永久的であるといわれていたコンクリートを用いて作られた建築建造物であるが,現在では劣化が徐々に進行している現状である.コンクリート製の建築建造物を安全に末永く活用するためには維持管理が重要である.維持管理を行う上で求められることとして,コンクリートのひび割れであるクラックの正確な判断を効率よく行うことである.しかし,クラックの正確な判断を行う点検作業では,点検者の経験に基づいて行われるため技量差による正確性の違いや効率の悪さがある.そこで,本稿では作業者の技量に依存することなく,誰でも簡単に点検作業が行えることが出来、効率的にクラックを検出する方法を提案する.