映像情報メディア学会技術報告
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放送技術
セッションID: BCT2018-14
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リング共振器を用いたマルチポート4次高調波 Push-Push発振器の基礎検討
*武田 直晃田中 高行豊田 一彦
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抄録

本稿では、発振器アレーに適した4次高調波 Push-Push発振器の基礎検討について述べる.発振器アレーは,複数の発振器を位相可変結合回路を用いて接続することで各発振器の周波数同期をとるとともに,各発振器からの出力に位相差をつけてビームステアリングを行うことができるようにするものである.提案する Push-Push発振器は基本波周波数信号を同期信号とし4次高調波を出力として得るマルチポート 4次高調波発振器である。本 Push-Push発振器を発振器アレーに用いることで所望の周波数の 1/4の周波数で同期信号の位相を変えることができ,出力周波数では広範囲での位相制御が可能となる.測定により, 2つのポートからそれぞれ所望の基本波と 4次高調波の出力を確認した.

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© 2018 一般社団法人 映像情報メディア学会
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