芝浦工業大学
1991 年 1 巻 p. 131-137
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生命のありかたは急速な技術の変革によって,変化しつつあるが,日本の生命倫理の論議において,≪生命≫の原理的な探究は,目立った進展を示していないようにみえる。当論文において,最初に胎児の人権及び胎児の医学上の利用方法のありかたと,次に脳死と臓器移植の関わりについての現状を述べ,それに対するわれわれの取るべき態度はすべてを公開の場における討論にゆだねることであるとする。生命倫理の問題は本質的に,解決ということはありえず,たえず論義の途上にあるという性格をもつ。
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