生命倫理
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報告論文
研究用バイオバンクにおける周産期試料に関わる倫理的・法的・社会的課題
-日本とノルウェーの事例から-
遠矢 和希會澤 久仁子吉松 淳松井 健志
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2018 年 28 巻 1 号 p. 49-60

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抄録

 近年、国内の研究用バイオバンクにおいて、臍帯血・胎盤等の周産期試料が組み入れられている。例えば国立循環器病研究センターバイオバンクにおいては、2014年4月から医療情報等と連結した羊水・胎盤・臍帯血の集積を開始しており、ELSI (Ethical, Legal and Social Issues) を含む事例の検討・対応が必要となっている。

 周産期試料のバンキングは、議論の蓄積がある成人由来試料、死亡胎児由来試料の研究利用とは論点に差異があり、インフォームド・コンセントや、児の長期的追跡研究に関するELSIの検討が不足している。具体的なバイオバンク運営上の課題は、ドナーのリクルート時点(収集) の問題点と、長期的調査に関する問題点に分けられる。

 周産期試料のバンキングに関するELSIの検討を踏まえ、バイオバンクの倫理的な運営について考察した。

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2018 日本生命倫理学会
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