主催: 計測自動制御学会, システム制御情報学会, 日本機械学会, 化学工学会, 精密工学会, 日本航空宇宙学会
共催: 49学協会
健康管理や運動処方を行う上で身体活動量を把握することは意義のあることである。身体活動量を計測するのに加速度計を用いたエネルギー代謝の推定が行われているが、時々刻々と変化する代謝量を推定する手法はこれまでに提案されていない。エネルギー代謝を推定するのに酸素摂取量を計測するのが最も正確であることから、本研究では加速度瞬時振幅から歩行運動時の酸素摂取量ダイナミクスを推定する新計測法の開発を行った。歩行運動時の加速度瞬時振幅と酸素摂取量間の伝達関数をARXモデルを用いて求め、ステップ負荷運動時の酸素摂取量ダイナミクスを予測したところ良好な一致を見た。この手法の精度、個人差などについて報告する。