主催: 計測自動制御学会, システム制御情報学会, 日本機械学会, 化学工学会, 精密工学会, 日本航空宇宙学会
共催: 49学協会
エンジン吸気系モデルをエンジン制御に応用するためには,プロセッサー性能の制約のなかで、モデルを正確に短時間で計算することが要求される。そこで、アナログLSIによって吸気系モデルを実装することにより、高速にモデルを計算する方法が検討されている。しかし、現状のアナログLSIによる吸気系モデルでは、モデルに誤差が含まれるという課題がある。 そこで、本稿では拡張カルマンフィルタ(EKF)によるモデル誤差の補償について検討を行なった。アナログLSIモデルの誤差を再現する簡易的なモデルを構築し,EKFによる補償器を設計した。その結果、EKFの補償器によってモデル誤差を半減させられることを確認した。