日本顎咬合学会誌 咬み合わせの科学
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症例報告
包括歯科治療における インプラントの役割について
——審美性を考慮した中等度慢性辺縁性歯周炎患者の1 症例
田中 憲一
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2013 年 33 巻 3 号 p. 231-241

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抄録
欠損補綴にインプラントを用いる場合,術前に多くのことを考慮する必要があり,その中でも私が特に重要と考えている事項は埋入位置である.すべてのケースにおいてトップダウンの概念で治療を行えるわけではないが,診査・診断の時点でトップダウンとボトムアップの両側面から考えるように心がけている.また,願わくば術前の治療計画に沿って,適確な治療を行いたいところであるが,治療が大きくなればなるほど,不確定要素も増し,高いスキルが要求されることとなる.そのような中で多数歯の修復治療を必要とする包括歯科治療を行う際,ファイナルレストレーションへ移行する前に精度の高いプロビジョナルレストレーションを使用することによって多くの情報が得られ,欠かせない重要なチェックポイントとなる.全顎的に中等度から一部重度歯周炎に罹患した患者に対して,欠損部にインプラントを用いて包括的歯科治療を行った症例を報告する.【顎咬合誌33(3):231-241,2013】
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© 2013 特定非営利活動法人 日本顎咬合学会
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