日本顎咬合学会誌 咬み合わせの科学
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新たなクリニカルリサーチの展開を目指して 歯科領域におけるレーザー応用の今後の展望
高森 一乗渡部 茂高橋 慶壮村上 幸生横瀬 敏志宮田 隆
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2001 年 21 巻 4 号 p. 494-497

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抄録

20世紀の物理学者として著明なEinsteinは, 光量子仮説のなかでレーザーの存在を示唆し, その後1960年にMaimanが初めてルビーレーザーの発振に成功した.
現在では, その指向性, 単色性などの光学的特徴により, 多くの工業用機器, 測定機器, 医療用器械となり, 臨床応用されている.現在, 歯科臨床の場においてレーザー治療が頻用されてきており, 予防歯科, 保存, 外科領域のみならず, 歯科技工, 診断領域に多くのレーザー機器が用いられている.
そこで今回は, レーザー光の発振原理, その特徴, 臨床の使用法などについては, 他の総説2, 3.にゆずるとし, 歯科領域におけるレーザーの今後の展望について解説したい.

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