慶応義塾大学大学院経済学研究科
2003 年 3 巻 4 号 p. 43-52
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
芸術と技術の議論の間に橋をかけることは可能なのか。本稿では、両者の生産現場について比較考察を行い、産業技術の生産現場である工場の本質が生産組織の原理にあるとするならば、舞台芸術の生産現場である劇場の特質もまた、生産組織の原理にあるのではないか、という仮説を提示する。更に、舞台芸術の直接の生産主体である芸術家の機能について、技術の直接生産主体である職人及び職人的職工の基礎概念と比較しながら考察する。
文化経済学会〈日本〉論文集
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら