本研究はデジタル化の進展により生じているわが国のテレビ放送産業における視聴者の変化を整理し、プラットフォームとしての収益の持続可能性を模索する。具体的には利用と満足理論および二面市場のモデルを用い、視聴行動の変容という視座の有効性と、テレビ放送産業や動画配信プラットフォームにおける広告量と視聴者価格を最適化する関数を導出し、価格戦略の含意を考察する。
本研究は、視聴可能な伝統工芸の放送アーカイブを用いて、伝統的工芸品産業の振興に関する法律が制定された1974年直後から現在までの約50年間の歴史から、伝統工芸の持続の背後にある要因を考察した。伝統工芸が存続する態様は様々だが、大きくは、(1)文化財、(2)作家、(3)観光、(4)習い事・体験、(5)産業の5類型あり、各伝統工芸は複数の類型に跨る活動を展開し発展していることが分かった。更に、持続性を背後で支える要因として①公設試が技術開発に果たす役割、②事業承継、③原材料や生産用具の調達の重要性を示した。
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