文化経済学
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日本の音楽祭の活動状況とマネージメントに関する一考察 -市民参加、協働のあり方について-
伊志嶺 絵里子
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2006 年 5 巻 1 号 p. 83-93

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抄録
近年、日本の音楽祭の開催目的は多義化している傾向にあり、運営のあらゆる段階で市民参加が進むことにより、音楽祭の形態や企画内容も多様化している。こうした中、官民連携したマネージメントに必要なのは、ヒューマンウエアのレベルで市民参加を発展させる仕組みづくりを内包すること、そして行政は、すべてを地域住民に情報公開した上で、地域住民や音楽家との討議を重視し、全体をコーディネーションできる人材をもつことである。
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