2010 年 14 巻 1 号 p. 48-55
熊本大学では,2010年3月に全学的な学内LANの更新が実施された.全学的規模の学内LAN更新は,旧ギガビット・ネットワーク・システムが導入されて以来約8年ぶりであった.旧システムはこの間停止されることなく日常的に利用されていたが,機器の保守に伴うネットワークの運用コストが負担となっていた.旧システムの運用期間中に拡張されてきたネットワークを原型として,キャンパスの全域にわたってギガビットネットワーク化がなされた上,コストにも配慮された新ギガビット・ネットワーク・システムについて報告する.