2013 年 17 巻 1 号 p. 43-50
三重大学総合情報処理センターでは,2013年3月1日にセンター系システムの全面的更新を行った.この際,仮想基盤システムを中心として導入し,すべてのサーバをこの基盤上のゲストOSとして構築した.教室システムとしては,ネットブート型PCと仮想デスクトップ(VDI)型の両方を取り入れたハイブリッド構成とした.本論文では,ネットブート型クライアントシステムについて,その設計を明らかにし,実験と実運用における評価によって,有効な結果が得られたので報告する.