2014 年 18 巻 1 号 p. 16-23
広島大学では,著者らの所属する情報メディア教育研究センターにおいて,これまでにも脆弱性診断ソフトを用いて学内ホストや部局ネットワークへの脆弱性診断を行い,その結果を各管理者へ通知し対策を各管理者に求めてきた.ここで,脆弱性診断の実施方法は,実施の頻度や日程,診断対象の指定,実施内容のカスタマイズ,診断結果の提供等を管理するため,診断システムを自組織で構築し運用するとともに随時実施方法の見直しを行っている.本論文では,現在の実施方法および診断システムの構築と運用について述べる.