2023 年 27 巻 1 号 p. 209-212
職場における業務は特定の優秀層に集中することが報告されており,従業員間で業務の共有や共助を支援する取り組みの実施が求められている.本研究では,大学職員を対象に,従業員間(職員間)のインタラクションにより業務の共有/共助を支援するシステム「KadaTicket/カダチケット」を開発した.「KadaTicket/カダチケット」は,職員でお互いにおこなっている業務を共有し,業務の共助を促すことで円滑な業務実施を支援するシステムである.本論文では,「KadaTicket/カダチケット」の概要について述べるとともその有効性を考察する.