2024 年 28 巻 1 号 p. 106-113
東北大学電気・情報系の修士論文審査の自動スケジューリングシステムを開発し,2023年度のデータで評価した.システムはSimulated Annealing法を用いて発表の割り当てを最適化し,同じ時間帯に同じ審査員の発表が重複しない,連続する審査にできるだけ同じ審査員が参加するなどの制約を満たすようにした.実験の結果,システムは26分44秒で213名の学生と129名の審査員の発表を割り当て,重複や審査員の移動を大幅に削減できた.しかし,完全な最適解は得られず,人手で微調整が必要であった.今後の課題として,探索アルゴリズムの改良や他のメタヒューリスティクスの検討などが挙げられる.