日本呼吸器外科学会雑誌
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症例
高エネルギー外傷受傷8ヵ月後に診断された外傷性横隔膜ヘルニアの一例
石沢 遼太石橋 洋則角田 悟大久保 憲一
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2025 年 39 巻 4 号 p. 320-323

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抄録

外傷性横隔膜ヘルニアは横隔膜が損傷し,腹腔内臓器が胸腔内に脱出することで生じる.症例は23歳女性.20XX年にスコットランドで交通外傷による全身多発外傷,両側肺挫傷,右血気胸,肝裂傷を受傷し胸腔ドレナージと人工呼吸治療を施行された.容態安定した1ヵ月後に当院救急科へ転院し,杖歩行可能な状態まで改善しリハビリ目的に他院へ転院となった.受傷8ヵ月後に労作時呼吸困難を主訴に当科紹介となった.胸部CTにて胸腔側へ肝臓脱出を認め,右横隔膜ヘルニアの診断で胸腔鏡補助下横隔膜縫縮術を施行した.術後経過良好で退院し,術後3年4ヵ月経過したが再発は認めていない.

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