高槻赤十字病院 呼吸器外科
1996 年 10 巻 4 号 p. 499-503
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症例は54歳, 男性.突然の胸痛で発症し, 他院で胸部X線写真にて左胸水貯留像を指摘され当科に紹介入院となった.血腫による肺の膨張不全のため開胸し, 左下葉に胸腔内に突出する嚢状病変を認め肺部分切除術を施行した.肺動静脈瘻の報告は多いが, 重篤な合併症である胸腔内破裂による血胸は稀である.本邦では文献上自験例を含めて10例が報告されているにすぎず, 文献的考察を含めて報告する.
日本呼吸器外科学会雑誌 呼吸器外科
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