日本呼吸器外科学会雑誌
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経皮的カテーテル塞栓術と外科的切除の併用による両側性多発性肺動静脈瘻の1治験例
木下 敬弘太田 安彦平能 康充渡邊 俊一小田 誠村上 眞也渡邊 洋宇
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1999 年 13 巻 6 号 p. 740-743

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抄録
症例は56歳, 女性.健診にて左下肺野の異常影を指摘された.胸部CTにて肺動静脈瘻が疑われ入院となった.肺動脈造影にて左下葉の動静脈痩は最大径60mm, 流入血管径が8mmと大きいため経皮的カテーテル塞栓術 (以下;TAE) は不可能と判断された.また同時に右下葉にも最大径10mmの動静脈瘻を認めたため, これに対してはTAEを施行した.左側の動静脈瘻に対して開胸下に瘻切除術を施行した.
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