アート・ドキュメンテーション研究
Online ISSN : 2433-2860
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事例報告
散発的にデジタル化したデータの管理手法
和久井 遥
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ジャーナル オープンアクセス

2018 年 25 巻 p. 43-52

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抄録
多様な記録メディアが普及していく中、博物館でも日々の業務・研究で様々なデジタルデータが作成され、記録メディアに格納・蓄積されている。東京国立博物館(以下「当館」という)では所蔵品の画像データはユニークナンバーを付与され体系的に管理されている。しかしその他にもコンテンツ作成などの単発の業務・研究で作成されたデータや、他部署で作成されたデータのコピーなど、体系的に管理されていないデータも多い。これらのデータを保存している記録メディアは放置されがちであり、内容を把握している職員も少ない。本稿では、組織内に散在する記録メディアを把握して適切に記録をとり、長期的な保存にむけて管理する手法について提案する。
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© 2018 アート・ドキュメンテーション学会
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