現代社会における展覧会を一つの巨大で複合的なメディアと捉え、受容する一般市民の視点からの有用な情報モデルと可能な情報資源組織化のあり方を考究している。
今回、展覧会に関わり生産・流通・受容される幅広い情報を分類識別することを目的とした包括的な情報モデルを試作し、実際に開催された10の展覧会を対象にその適合性を評価・考察した。
今後、提示したモデルを足掛かりとして、既存の情報資源組織化の枠組み(CIDOC-CRM等)に依拠した構造化記述やその先のデータセット試作等へ取り組みを進め、ノウハウ等を整備公開していきたいと考える。
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