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日本地震工学会論文集
Vol. 16 (2016) No. 1 特集号「第14回日本地震工学シンポジウム」その2 p. 1_228-1_237

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http://doi.org/10.5610/jaee.16.1_228

論文

免震支承およびRC橋脚の水平荷重-水平変位関係に関して、RC橋脚は免震支承に比較して有意な2次剛性を有しない。そのため、免震支承-RC橋脚系においては、設計地震動に対して免震支承が先行して塑性化することでRC橋脚が限定的な塑性変形に留まる場合であっても、設計地震動を超過する強度を有する地震動の作用下では、主たる塑性化部材が免震支承からRC橋脚へと移行し、意図しない程にRC橋脚の塑性化が進展する危険性がある。そこで、本研究では、地震動の不確定性が免震支承-RC橋脚系の地震時損傷に及ぼす影響について漸増動的解析に基づく基礎的な検討を行った。その結果、RC橋脚が降伏するよりも大きな地震動の作用下において、構造系における終局限界状態として、RC橋脚の終局変位への到達と免震支承の破断のいずれが先行して生起するのかは応答スペクトルの固有周期特性や位相特性の影響を強く受けることが示された。

Copyright © 2016 一般社団法人 日本地震工学会

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