日本地震工学会論文集
Online ISSN : 1884-6246
ISSN-L : 1884-6246
論文
鹿嶋市平井東部地区の砂利採取跡地における液状化軽減対策
橋本 隆雄安田 進山田 恭央和田 陽介
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キーワード: 地震, 液状化, 地下水位, 対策
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2016 年 16 巻 1 号 p. 1_82-1_95

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抄録
鹿嶋市では東日本大震災により太平洋の海岸線から3kmほど内陸の台地に至る主に5つの地区で液状化が発生し、多くの家屋、道路や下水道管・上水道等のライフランが甚大な被害を受けた。地震の震度・最大加速度は、気象庁観測鹿嶋市鉢形のデータにより、3成分で本震では震度6弱・最大加速度が462gal、余震では震度5強・最大加速度が310galであった。本論文では、特に砂利採掘のために掘削され緩い砂で埋め戻した箇所が液状化した平井東部地区を取り上げ、地下水位低下工法による液状化軽減対策が効果的であることが明らかとなった検証結果について言及する。
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© 2016 一般社団法人 日本地震工学会
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