日本腹部救急医学会雑誌
Online ISSN : 1882-4781
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特集:大腸憩室出血に対する診断と治療─各科からの提言─
大腸憩室出血の診断と内科的治療―消化器内科の立場から―
吉田 有輝, 富永 健司, 前谷 容
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2018 年 38 巻 5 号 p. 813-818

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抄録

近年我が国では高齢化に伴い高血圧や動脈硬化症などの既往症の増加や,非ステロイド性抗炎症薬や抗血栓薬の内服例が増加している。それにより,大腸憩室出血も増加傾向にある。また憩室出血は,前駆症状もなく突然の血便で発症することが多い。出血部位の特定や止血が困難な症例もあり,再出血もしばしば認められるため注意が必要である。良性疾患ではあるが全身状態や基礎疾患によっては生命の危機につながる可能性もあり看過できない疾患である。診断・治療には大腸内視鏡,造影CT,血管造影,バリウム充塡法,出血シンチグラフィなどさまざまなものがある。それらの診断方法と治療方法の利点欠点を認識し,全身状態を把握しながら適切な診断と治療法を選択し対応すべきである。

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© 2018, Japanese Society for Abdominal Emargency Medicine
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