選挙研究
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有権者と政治エリート
国会議員の活動と有権者の業績評価
今井 亮佑
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2003 年 18 巻 p. 113-124,257

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抄録
本研究の目的は,議員の任期中の活動を示すデータと,サーヴェイデータに見られる有権者の現職議員に対する評価とをリンクさせて分析を行うことで,議員としての任期中の活動実績を有権者が評価しているか否かを明らかにすることにある。具体的には,感情温度計による現職評価,利益誘導に関する業績イメージ(「ポークバレル•イメージ」)に,自民党現職のポークバレル関連部会所属数の影響が見られるかどうかを分析する。
分析の結果は以下のとおりである。現職議員をよく知っている有権者の間では,議員のポークバレル関連部会所属数が多いほど有権者が議員に対し「ポークバレル•イメージ」を抱く確率が高く,また感情温度計による評価が高いという傾向を確認できる。これに対し議員のことを少し知っている程度の有権者の間では,ポークバレル関連部会所属数とイメージ•評価との間に明らかな関係は見られない。
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