OECD/NEA 福島第一原子力発電所事故後の5年

原子力安全の改善と教訓

抄録

　福島第一原子力発電所の事故を受け，OECD/NEAとその加盟国はG8の枠組みでの国際的対応やNEAの委員会活動を開始し，設計基準を超える事象に対する原子力発電所の安全対策の検討を進め，基本的な問題点を教訓として整理し福島第一原子力発電所事故の報告書として2013年9月に公表した。NEAは引き続き委員会活動等を進め，NEAの具体的な活動状況や主要な結論をまとめて福島第一原子力発電所事故後5年の報告書を2016年2月に公表した。