抄録
本研究では,土壌汚染対策法の第二種特定有害物質として指定されている重金属等9 物質(Cd,Pb,Hg,Se,Cr6+,As,F,B,CN)に対して発光バクテリア(Vibrio fischeri)による急性毒性試験を実施し,本手法の土壌汚染評価手法としての有効性を検討した。Cd,Pb,Hg,Cr6+,As,Se 及びB について,本手法が土壌含有量基準値に基づく土壌汚染のスクリーニングに利用できることを示した。さらに,Cd,Pb,Hg,Cr6+,As 及びSe の各濃度と急性毒性影響との間に相関性を見出し,その定量化を行うことによって,これら6 種による個々の土壌汚染の定量評価を可能とした。