原油とともに汲上げられる地下水である石油随伴水は,オマーンのみならず産油国共通の最大量の廃棄物であり,その殆どを莫大なエネルギーをかけ地中へ返送している。一方,中東諸国では地下水の枯渇,塩害被害等の水資源確保が大きな問題となっている。そのためこの石油随伴水を新たな水資源として利用できれば,大きな環境問題を併せて解決することができる。特に中東のように気候や労働条件が特殊な地域の場合,現地ニーズを正確に掴み,先方の希望するシステムを実現することが重要となる。ニーズに沿った随伴水処理システムを開発し,その処理水の利用の可能性を示すことは,当該国の目指す持続可能産業の創出に大きく貢献できるものとなる。