日本イオン交換学会誌
Online ISSN : 1884-3360
Print ISSN : 0915-860X
ISSN-L : 0915-860X
受賞論文
原子力バックエンドにおけるイオン交換法を主体とした核種の高度分離·回収法の開発
三村 均
著者情報
ジャーナル フリー

2010 年 21 巻 1 号 p. 2-19

詳細
抄録
原子力バックエンド分野における再処理·高レベル放射性廃液処理の高度化において,核種選択性に優れたイオン交換法を主体とするコンパクトな分離·回収技術の開発が重要な課題とされている。高度核種分離手法の開発は,廃棄物の高減容化および再資源化を可能とし,先進的なサイクルシステムの構築および廃棄物処理の合理化にもつながる。核種の高度分離を達成するためには,新規な選択性吸着剤の設計·合成によるコンパクトで一貫した精密分離プロセスの開発が重要と考えられる。本研究では,コンパクトで高選択性を有する分離·回収プロセスを開発するための基礎研究として,ゾル·ゲル法により,アルギネートバイオポリマー担体を用い微小ナノ分離剤を内包する高機能性·高選択性ハイブリッドマイクロカプセルを設計·合成し,そのキャラクタリゼーションを行うとともに,原子力レアメタル Cs, Pd, Tc および Reの選択的吸着特性の解明および回収のためのクロマトグラフィー分離特性を評価し,実用化の可能性を検討した。
著者関連情報
© 2010 日本イオン交換学会
次の記事
feedback
Top