日本イオン交換学会誌
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複合化による無機イオン交換体の機能高度化
小野寺 嘉郎
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2003 年 14 巻 3 号 p. 110-127

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抄録
材料周辺の科学技術の進歩により, 材料の多様化と高度化が強く求められている。材料の高度化と個性化を図るための重要な手段の一つに, 複合材料技術が挙げられる。筆者らは, これまで無機イオン交換体の機能高度化を図る目的で, 種々の複合材料の開発を行ってきた。本稿では, 筆者らが開発した種々の複合材料の中から, 複合設計・機能の異なる4種の複合材料 (シリケート結晶子メンポア多孔体, 殺菌性アロフェン, 粒状イオン交換体, 環境親和性イオン交換体) について, それらの開発の経緯および機能の概要について述べる。
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