2022 年 23 巻 Paper 号 p. 25-34
高齢者の外出時のトイレの状況について明らかにし、課題や利用しやすいトイレについて検討することを目的とし、403名を対象とし街頭調査を行った。対象者の約6割が外出時のトイレに不安を抱いており、高齢になるにつれ、トイレの使用頻度が増え、トイレの心配が増える傾向であることが示された。また、女性高齢者のトイレの利用しやすい条件として、「待ち時間が少ない(混んでいない)」、「清潔である」、「手すりがある」、「流し方がわかりやすい」、「荷物掛けや荷物置きがある」であることが明らかとなった。これらの高齢者のニーズに応じたトイレの整備や環境を整えることは、高齢者の外出に向けた環境づくりに重要な要素である。