2026 年 28 巻 Paper 号 p. 13-24
本研究の調査方法は事例調査である。外国人技能実習生が居住している宿泊施設について、関連法令への適合率を評価したところ、7項目中5項目で、半数以上の宿泊施設が基準を満たしていないことが明らかになった。主な非適合項目は以下の通りである。①防災避難訓練に参加した経験がない割合は92.6%である。②私有物収納設備が設置されていないのは77.8%である。③個室のない割合は66.7%である。④一人当たりの居住面積については、53.8%が基準である4.5m2を下回っており、平均は4.2m2、最も狭い事例は1.6m2であった。⑤居住費については、近隣よりも高い料金を徴収されている割合が53.8%であり、平均居住費は近隣より2.2倍高く徴収されている。