日本鉱物科学会年会講演要旨集
日本鉱物科学会2008年年会
セッションID: R4-P08
会議情報

R4:鉱物の記載・分析
北海道幌満橄欖岩中の新鉱物幌満鉱及び様似鉱について
*北風 嵐
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

様似鉱と幌満鉱は様似町の幌満橄欖岩体中のかんらん石の隙間で見つかります。幌満鉱のEPMAによる分析的値はCu:0.43、Fe:41.82、Ni:23.76、Ni:0.52、S:33.29、計99.52wt%で、実験式は (Fe5.77Ni3.12Co0.07Cu0.05)9.00S8.00であり、X線の単結晶および粉末回析による結晶学的データは、正方晶系、a=10.566, c=9.749であった。様似鉱のEPMA分析値はCu:16.90、Fe:34.60、Ni:15.48、Ni:0.16、S:32.87で計100.10wt%であった。実験式はCu2.08(Fe4.84Ni2.06Co0.02)6.92S8.00で、X線単結晶および粉末回析による結晶データは正方晶系で、空間群P42/mnm、a=10.089、c=10.402Åであった。

著者関連情報
© 2008 日本鉱物科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top