日本鉱物科学会年会講演要旨集
日本地質学会第118年学術大会・日本鉱物科学会2011年年会合同学術大会
セッションID: R4-06
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R4:地球表層・環境・生命
風化モデルによる大氷河期時代の大気酸素レベルの考察
*村上 隆菅崎 良貴
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抄録
初期原生代の大気酸素進化の定量的パターンはこの時代の地球表層の変動を知るために不可欠である。大気酸素濃度は25億年前から20億年前にかけて10^-6から10^-3気圧に徐々に上昇したという新しいモデルを提唱されたが、このモデルは同時代の大規模な氷河時代の大気酸素濃度を評価できない。風化モデルを使い、氷期-間氷期時代における大気酸素濃度を評価した。間氷期の高温時期では、標準的な時期と大差なく評価できるが、氷期の低温時期では風化からは大気酸素濃度が評価できないことがわかった。
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© 2011 日本鉱物科学会
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