日本鉱物科学会年会講演要旨集
日本鉱物科学会 2012年年会
セッションID: R8-P17
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R8:変成岩とテクトニクス
福岡県平尾台に産する結晶質石灰岩の粒径分布
*棟上 俊二坂本 真樹上野 禎一鈴木 清一
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抄録
結晶質石灰岩からなる平尾台(福岡県)は国の天然記念物に指定されているため,ハンマーを用いて露頭を損壊させることは固く禁じられている。
そこで露頭表面を撮影した画像から結晶粒径分布を計測した。
結果は,従前から言われていた,平尾花崗閃緑岩との接触境界に近づくにつれ粗粒化する傾向が見られることについて,定量的に確認することが出来た。 Covey-Crump&Rutter (1989)の結晶粒子サイズと温度の推定式から,接触部に近い地点の試料は低くとも640℃という結果を得た。
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© 2012 日本鉱物科学会
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