本研究では、神戸大学の2段式軽ガス銃を用い、カンラン岩(長野県鹿塩産)ターゲット(10 x 10 x 3 cm)へおよそ4 km/s で直径1.6 mmのナイロン弾丸を衝突させ、クレーター形成破壊実験を行った。その際に放出される微小な破片はシリカエアロゲル(110 mg/cc)に貫入させることで回収した。エアロゲル中の破片、ならびにエアロゲルに貫入しなかった放出速度の低い破片について、X線CT装置を用いて分析し、3次元形状分布を求めた。これらの結果を、マイクロX線CTを用いて粒子の3次元形状分布が明らかにされている、イトカワのレゴリス粒子と比較した。