日本鉱物科学会年会講演要旨集
日本鉱物科学会 2013年年会
セッションID: R5-13
会議情報

R5:宇宙物質
カンラン岩ターゲットへの高速度衝突により放出される破片の3次元形状分布
*島田 玲土`山 明荒川 政彦道上 達広門野 敏彦松島 亘志中野 司
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

本研究では、神戸大学の2段式軽ガス銃を用い、カンラン岩(長野県鹿塩産)ターゲット(10 x 10 x 3 cm)へおよそ4 km/s で直径1.6 mmのナイロン弾丸を衝突させ、クレーター形成破壊実験を行った。その際に放出される微小な破片はシリカエアロゲル(110 mg/cc)に貫入させることで回収した。エアロゲル中の破片、ならびにエアロゲルに貫入しなかった放出速度の低い破片について、X線CT装置を用いて分析し、3次元形状分布を求めた。これらの結果を、マイクロX線CTを用いて粒子の3次元形状分布が明らかにされている、イトカワのレゴリス粒子と比較した。

著者関連情報
© 2013 日本鉱物科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top