日本鉱物科学会年会講演要旨集
日本鉱物科学会 2018年年会
セッションID: R7-06
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R7:岩石・鉱物・鉱床一般(資源地質学会共催セッション)
島弧オフィオライトから読み取る上部マントル火成作用:トルコ、メルシンオフィオライトの例
*石丸 聡子犀川 雄二三浦 真Parlak Osman荒井 章司
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抄録
島弧セッティングで形成されたと考えられるトルコ南部のメルシンオフィオライトのマントルかんらん岩について岩石学的記載と地球化学的性質を示し、マグマ生成過程やマントル改変過程について検討をおこなった。マントルかんらん岩類は軽希土類元素に富むH2Oの流入によって促進された、高部分溶融程度の(~35%)かんらん岩であることがわかった。また、上位の層状かんらん岩類はボニナイト的マグマからの結晶集積岩、モホ遷移帯のかんらん岩類は溶け残りかんらん岩とボニナイト的マグマとの反応岩であると推定される。
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